TransforMax™ EPI300™ Electrocompetent E. coli and
TransforMax™ EPI300™ Chemically Competent E. coli
TransforMax™ EPI300™ E. coli はCopyControl™ Cloning System専用に作られたコンピテント細胞です。
コンピテント細胞には、CopyControl™ pCC1™ ベクターやEZ-Tn5™<oriV/KAN-2> Insertion KitによってCopyControlの能力を組み込まれたベクター内に存在するoriVの複製開始点を開始させるために必要な変異trfA遺伝子を含んでいます。
trfA遺伝子は誘導プロモーター (inducible promoter) によってコントロールされています。また、phage T1-resistant TransforMax EPI300-T1R E. coliはファージT1およびT5に耐性のtonAをもっています。
LB-クロラムフェニコールプレートまたはクロラムフェニコールを含んだLB、SOCメディアでCopyControlクローンはTransforMax EPI300-T1R E. coliによってシングルコピーで安定して保持されます。これは trfA遺伝子によってコピー数を抑制させているためです。さらにCopyControl™ Induction SolutionはtrfA遺伝子の発現を誘導しoriVを活性化させます。結果DNAを高収率で得ることができます。
Benefits
- CopyControlクローンおよび EZ-Tn5 <oriV/KAN-2> Transposonによって改変されたクローンはtrfA 遺伝子によってコピー数誘導プロモーターを厳しくコントロールされます
- あらゆるサイズのクローンに対して高い形質転換効率が認められます
- 組換え体のblue/whiteスクリーニングにはlacZΔM15 を使用しています
- ゲノムライブラリー用に大きなサイズのインサーションDNAも受け入れます
- 制限マイナス (mcrA, Δ(mrr-hsdRMS-mcrBC)) がメチル化DNAのクローニングも可能にします
- エンドヌクレア-ゼ マイナス (endA1) がDNAを効率よく産出します
- 組換えマイナス (recA1) が大きなクローンインサートを安定化して保持します
Figure 1. CopyControl™ BACクローンはTransforMax™ EPI300™ Electrocompetent E. coli.によってコピー数を10〜20倍誘導することができます
CopyControl™ BAC クローン サイズ110 kb - 145 kb のBAC DNAの収率は>14倍に増加しました。TransforMax™ EC300™ cellを使用し、CopyControl™ Induction Solutionを加えることにより、CopyControl BAC クローンは高コピー数に変わります。「I」はCopyControl™ Induction Solutionを加え「誘導」したcell。「U」は非誘導コントロールcell。
Geneotype
F- mcrA Δ(mrr-hsdRMS-mcrBC) φ80dlacZΔM15 ΔlacX74 recA1 endA1 araD139 Δ(ara, leu)7697 galU galK λ- rpsL nupG trfA
TransforMax™ EPI300™ Electrocompetent E. coli
- 形質転換効率 >1 × 1010 cfu/μg / pUC19
TransforMax™ EPI300™ Chemically Competent E. coli
- 形質転換効率 >1 × 10<sup>7</sup> cfu/μg / pUC19
- 使いきり1回量50μl で供給されます