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ホモジナイザー(Tissue Grinder)【WHEATON社 ウイトン社】

概 要

細胞や組織の破砕方法は多岐にわたっています。手動操作のホモジナイザー(Tissue Grinder)は、大きな分子やオルガネラ、細胞、ウイルス等を優しく破砕できることから、最もよく使われています。

ホモジナイザーを使用する理由
ホモジナイザーは、細胞からタンパク、DNA、RNA、抗体等を抽出するのに使われていますが、ダメージを受けやすいオルガネラやウイルスの抽出にも使われます。ホモジナイザーは、組織破砕が丁寧であるため、細胞内分子やオルガネラ、ウイルスの回収に優れており、プライマリー培養細胞の破砕にも適しています。また、使い方も簡単であり、片付けなどの手間もかかりません。手動操作なので摩擦抵抗が少なく、かつサンプルに余分な熱を加えることもないため高い抽出率が可能になっています。

基本的な使用方法

培養細胞を回収し、必要ならば濃縮します。もし、ダウンス型ホモジナイザーを使用するならば、何度もストロークする必要があります。組織破砕の際には、サンプルから不要な物質を除去しなくてはなりません。組織をメスなどで1〜3 mmの大きさになるように細かく切ります。ストローク数や時間はサンプルによって異なります。

基本的な使用方法

  • ダウンス型ホモジナイザー(Dounce Tissue Grinder)
  • 最もポピュラーで、細胞内の分子やオルガネラ、ウイルスの抽出によく使われています。切除した組織よりも、細胞ペレットに使われることが多く、ペストルを上下に動かし細胞を速やかに破砕します。Dura-Grindダウンス型ホモジナイザーはステンレス製で、サンプルに余計な熱が加わりません。ガラス製ダウンス型ホモジナイザーは、2種類のペストルがセットになっており、最初の破砕には隙間のゆるいペストルを使用し、最終的な破砕に隙間の狭いペストルを使うことで、労力を低減できます。ダウンス型では、ペストルを底に押し付けたり、回転させたりといった操作は不要です。ペストルの上下運動だけで破砕が可能です。

  • ポッター型ホモジナイザー(Potter-Elehjem Tissue Grinder)
  • 一般的な細胞破砕に適しています。プライマリー細胞の破砕に使用されますが、肝臓や脳のような柔らかい組織の破砕にもよく使用されます。放射状溝付きポッター型ホモジナイザーで最初に大きな組織を細かく破砕することで労力を削減できます。ペストルと外筒の隙間にある液体が動くことで剪断力が生じ、組織が破砕されます。金属製シャフトのついたペストルにより、オーバーヘッドスターラー(型番903475)で使用することができます。

  • テーパー型ホモジナイザー(Tapered Tissue Grinder)
  • 組織の破砕によく使われます。ポッター型ホモジナイザーに比べて、心臓や筋肉、肺といった硬い組織の破砕に適しています。先端部分で最初に組織を破砕し、まっすぐな胴体部分でポッター型ど同様に剪断力で組織の破砕を行います。金属製シャフトのついたシリーズ(型番358133〜)はお、オーバーヘッドスターラーで使用することができます。

  • テンブロック型ホモジナイザー(Tenbroeck Tissue Grinder)
  • ペストル部分に空間があり、冷却水でサンプルを冷やすことができます。そのため、不安定なサンプルの破砕に適しており、肝臓や腸、心臓等の細胞にもダメージを与えることなく破砕ができます。壊れやすい細胞からの分子の抽出にも適しています。

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