Bst DNAポリメラーゼ(large fragment)
Bacillus stearothermophilus由来のBst DNAポリメラー(large fragment)が組換え体として単離されていて、5’→3’エキソヌクレアーゼドメインを欠いています。そのため、Bst DNAポリメラーゼ(large fragment)は、DNAの5’→3'合成を触媒しますが、5'→3'および3'→5'エキソヌクレアーゼ活性を欠いています。
活性
- 5'→3'エキソヌクレアーゼ活性:無
- 3‘→5'エキソヌクレアーゼ活性:無
- 鎖置換活性:有
アプリケーション
- ランダムプライミングされたDNAラベリング
- dsDNA5'突出末端のfill-inによるラベリング
- Loop-Mediated Isothermal Amplification(LAMP)
- 全ゲノム増幅(WGA)
- Ramification Amplification(RAM)
- ユニットの定義
- 1ユニットは、65°Cで30分以内に10nmolのdNTPを酸不溶性物質に取り込む酵素の量で定義されます。
- 至適温度/温度不活性
- 至適温度:65℃
- 温度不活性:80℃、20分間
- 品質管理
- 純度:>99%(SDS-PAGE)
- エンドヌクレアーゼフリー
- エキソヌクレアーゼフリー
- RNaseフリー
- 保存温度
- -20℃
- 保存バッファー
- 10 mM Tris-HCl, 50 mM KCl, 1 mM DTT, 0.1 mM EDTA, 50% Glycerol, 0.1% Triton® X-100, pH 7.4 @ 25℃
- 1X 反応バッファー
- 20 mM Tris-HCl, 10 mM (NH4)2SO4, 10 mM KCl, 2 mM MgSO4, 0.1% Triton® X-100, pH 8.8 @ 25℃