Benzonase
Serratia marcescens由来の遺伝子組み換えBenzonase(ベンゾナーゼ)ヌクレアーゼは、タンパク質分解活性を持たずに、あらゆる形態のDNAおよびRNA(一本鎖、二本鎖、線状および環状)を分解します。幅広い条件で効果があり、非常に高い比活性を有します。核酸を完全に消化して、核酸のコンタミネーションの除去に理想的な長さが3〜5塩基(ハイブリダイゼーション限界未満)の5'-一リン酸末端オリゴヌクレオチドにします。
特徴
Benzonaseは、非常に高い比活性を持ちながら、あらゆる形態のDNAおよびRNAを分解します。バッファー条件に対して広範囲にわたって活性があり、検出可能なタンパク質分解活性がありません。
アプリケーション
- 核酸の効果的な除去
- タンパク質溶液の粘度低下
- タンパク質精製の増強
- 細胞凝集の防止

Fig1. 1μg pSK-M2プラスミドは、左記ユニット数のBenzonaseで37℃、10分間処理されました。
- ユニットの定義
- 1ユニットは、30分で1.0のΔA260をもたらす酵素の量として定義されます。これは37μgのDNAの完全な消化に相当します。
- 品質管理
- SDS-PAGEでシングルバンドとして検出
- 保存温度
- -20℃
- 保存バッファー
- 50 mM Tris-HCl pH 8.0, 20 mM NaCl, 2 mM MgCl2, 50% Glycerol