AccuPoint Advanced
ATP検査による迅速衛生モニタリングシステム
- カラーディスプレイ
- アイコン表示で分かりやすい画面表示
- さらに効率が高くなった拭き取り試薬
分かりやすいアイコンメニュー
試薬の種類
製品名:エキタイサンブラー (#9906)
一定量の液体をサンプリングできるよう設計され、CIP洗浄水の最後の注ぎ水などの測定に適しています。
製品名:表面用サンブラー (#9905)
ワイドなサンプラーパッドを特長とし、包丁・まな板などの調理器具や手指など、広い面積のサンプリングに適しています。
製品名:アクセスサンブラー (#9907)
サンプラーの先端が細く、ノズル(内側)や冷蔵庫の取っ手(裏側)など、狭い箇所のサンプリングに適しています。
従来の検査方法との比較
AccuPoint(ATP)による方法
微生物プラス食品残留物を併せて検査できる。
汚染度チェック結果は1分程度で得られるため、現場で迅速な改善策がとれる。
だれでも、どこでも簡単に検査できる。
総合的な衛生管理が可能となりHACCPの対応に最適
従来の方法(培養検査)
微生物検査が中心で、微生物繁殖の温床となる製造ラインの食品残留物などの“汚れ”に対する指標がなく不十分である。
微生物検査には培養時間を含め、結果が出るまでに2日程度の時間が必要であり、食中毒の予防に対する危機管理にはそぐわない。
検査は専門技師によって行われ、結果を出すには検査機関や検査室が必要となる。
リアルタイムでの測定不可能
フキトリサンプラーの高回収率
不規則な表面でも、刻みもしっかりと、且つ表面全体を正確にふき取れます。
フキトリサンプラーの場合
通常の綿棒の場合
狭い角部分でも、両側表面に接触するので、正確にふき取れます。
フキトリサンプラーの場合
通常の綿棒の場合
フキトリサンプラーの場合
通常の綿棒の場合
AccuPointシステムの使用方法
- ふき取り後、カートリッジに戻し、押し込んでください。
- 2秒間混ぜてください。
- 測定器に挿入し、蓋を閉めてください。測定を自動的に開始します。
フキトリサンプラーの応用
径の狭い配管もらくらく拭き取れます!
洗浄評価の必要性
調理場や調理器具の洗浄不良の問題点
食品残さが器具に残ってしまい、その残さが
- 殺菌剤から物理的に菌を守る
- 殺菌剤の効力を低下させ、十分な殺菌をできなくする
- 栄養を菌に供給する
ATP測定の原理
アデノシン三リン酸(ATP)は、全ての動物、植物、微生物などの生命体中に存在する化学物質です。ATPは、ルシフェラーゼ及び酸素の存在下でルシフェリンを生物発光(バイオルミネッセンス)する性質があります。
この光の量はATPの量に比例していますので、光の量を計測することにより、ATPの総量を測定できます。
この原理を利用して、検査したい表面の微生物や食品残留物等の汚れや液体中のコンタミネーション(汚染)の度合いを検査することができます。
ATPの各3要素の構成
ほとんどが食品由来のATP
*ATP量と菌数とは必ずしも一致しません。
*各要素の構成量がサンプルよって違うという理由から。
微生物の種類によるATP量の違い
同じ1匹または1セルでもこんなにATP量が違います
- バクテリア — 1
- 酵母 — 100
- ソマンテック — 300,000
作業現場の衛生環境改善のモデル
現場でのサンプル採集
現場の検査対象箇所のATPを測定することで、検査対象箇所の微生物(細菌、酵母、カビ)と食品残留物(微生物の繁殖の温床)とをプラスした総体的な汚染度が明らかになります。
検査結果の評価
検査結果は約1分程度で検査対象箇所の汚染度をRLUの数値として表示されます。
不合格の場合の対策
1回目の検査で不合格の場合、すみやかな対応が必要となります。再検査でも不合格の場合は根本的な原因の究明と改善が必要となります。