アグリスクリーンマイコトキシン検査
アグリスクリーンシリーズは検査対象のマイコトキシン濃度のコントロール(標準液)とサンプルを比較して検査するマイクロウェルフォーマットの直接競合法等のCD-ELISA法です。試料粉砕後メタノール(DONは蒸留水)でサンプルからマイコトキシンを抽出します。抽出されたマイコトキシンは酵素標識したマイコトキシン(基質)を抗体がコートされたウェルの中で混合されます。洗浄後、基質を加えて結合した検出抗体存在が色を変化させ、サンプルの色は付着した基質の量により変化します。赤の反応停止試薬を加えた後の溶液の色を観察します。青色反応は陰性、赤色反応は陽性となります。
仕様
型番 | 商品名 | コントロール液 | 所要時間 | Cross-reactivity | テスト数 |
#8010K | アグリスクリーン・アフラトキシン | 10ppb | 5分 | 全アフラトキシン (B1、B2、G1、G2) |
〜18 |
#8310 | アグリスクリーン・ DON | 1ppm | 10分 | DON100% ( 3-acetylDON には反応しますが、他のトリコテセンには結合しません) |
〜20 |
#8810 | アグリスクリーン・フモニシン |
5ppm | 15分 | 全フモニシン (B1、B2、B3 ) |
〜20 |
(認可) #8010 : AOAC Official Method #90.32 、 USDA/GIPSA #89-101 | |||||
#8052 | マイコトキシン抽出キット |
検査手順
1. 100μLのコンジュゲートを赤色のマークがあるミキシングウェルへ加えます。 | 2. 100μLのコントロール液とサンプルをそれぞれミキシングウェルに加え、混ぜます。 | 3. 100μLの標識したサンプルを抗体ウエルに移します。インキュベートします。 | 4. 抗体ウエルから溶液を捨てます。 |
5. 脱イオン水又は蒸留水で5回念入りにウエルを洗います。 | 6. 残った溶液をペーパータオルに軽く叩いて抜き取ります。 | 7. 100μLの基質を各ウェルに加え、インキュベートします。 | 8. 100μLの反応停止液を加えます。 |
9. 結果を読み取ります。 |